SHALLOW HAL面食いの主人公ハルが、ふとした事から催眠術にかけられ、 内面の美しい人を見ると外見も美しく見えてしまう様になり、 おデブのローズマリーに一目惚れをする・・・。 あらすじだけ聞くと、ちょっと馬鹿馬鹿しい感じのこういったラブ・コメディって どうなんだろう~?と、正直あまり期待しないで観たのだが、なかなか面白かったぞ。 実はおデブではあるが、ハル(ジャック・ブラック)の目から見た ローズマリー(グウィネス・パルトロウ)は、スレンダーな美人。 彼女はハルが勤める会社の偉いさんの娘で、お嬢様なせいか、服装なんかもすごいカワイイ。 あの巨体でピンクのセーターや花柄のワンピースなんて着るんだけど、 やっぱり金髪に白い肌ってだけで、ああいった色ってとっても映えるんだなぁって、 変なところで感動。グウィネスが着ていたピンクのセーター&スカートなんてもう~、 とってもカワイイ。こないだの「シルヴィア」で、 すっかり彼女のファンになってしまったようだ。この役も結構いいやないの。 お相撲さんみたいな贅肉衣装をつけても、なおかつカワイイのだ。 主人公のハルも、最初はなんとな~くもう~生理的にやなオトコだ~って思ってたけど、 やっぱり男性だって恋をすると素敵になってくるんだなぁ。 決して不細工な顔ではないけど、やっぱり最初はどう見てもモテそうもないハルだったのに。 何といっても会話が上手。相手を誉めるのも上手い。 ちょっと大げさやん、と思う部分もあったけど、 好きな人に誉められて嫌な気がする女性はいないと思うしね。 映画自体もさることながら、Special Featureにあった、製作裏話が面白かった。 太ったローズマリーを見て「あれぐらいの女性、その辺にゴロゴロいるやん・・・。」 と思ったのだが(アメリカでは、決して珍しくない程度のおデブちゃんだ) やはり、実物のモデルの肉の付き方なんかを、緻密に研究して作られた、偽脂肪だった。(笑) 実際の体で登場していた女性、太ったグウィネスによく似ていた気がする。 グウィネスのいかにも体が重そうな(いや、実際重かったのだろうが)しぐさも、 上手だったと思う。しかし、それにしてもあれぐらいの太さだと、 椅子が壊れたりするものなんだろうか・・・・・? 病院で最初会ったときはとても可愛く見えた女の子が、 実は顔半分にやけどを負っていた事が分かった時や、 醜いおばあさんに見えたハルの友達ウォルトの彼女が、 実は若くてカワイイ顔をしているとわかった時など、ちょっと考えさせられた。 いつまでも綺麗でいたい、と思う気持ちも大切だけど、 やっぱり人間、内面の醜さは隠せないんだなぁ・・・。 内外共に、綺麗な人でありたいなぁ・・・と切に思った。 ジャンル別一覧
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